少子化時代でイベントへも人が集まらず、中小規模の学校によっては、参加者が0名という事も普通になってきました(特に専門学校)。せっかく準備をしたのに、オープンキャンパスや体験入学などに参加者が来ないというのは広報担当としても心が折れそうになると思います。
学生募集における今までの感覚を捨てる事
学生募集バブル時代と言って良いかもしれませんが、どの学校にもそれほど意識せずに入学者が集まった時代というのはありました。その時代には、宣伝をほとんどしなくても(大手進学情報誌に掲載はしていると思います)、イベントには入学検討者が多く集まり、それこそ、個別相談などは時間をかけて出来ない事もあったと思います。
私自身もこの経験はありますが、イベントに集まる人が多すぎて、「個別相談は希望者のみ」という時代がありました。つまり、完全に「受身&待ち」の状態であっても、募集定員は余裕で埋まっていたわけです。
しかし、今はそんな学校は有名な上位大学での話であり、中下位校ではオープンキャンパスに参加した方やAO入試にエントリーして、ほぼ入学確定と思っていた方までもが、競合校へ流れるというのも珍しくなくなりました。
つまり、今までの感覚は過去の事だと明確に認識する必要があるのです。
デジタルな時代にアナログな事が目立つ
さて、それではどうすれば良いのでしょうか?
その前に現在の広報事情を考えるに、デジタルを活用したWebマーケティングへの比重が強くなってきました。それは時代の流れですし、資料請求を葉書を書いてわざわざ送るという方がほぼいなくなった時代には無理のない話でしょう。
そこで、各学校ともソーシャルメディアをはじめとしたツールを上手に使いこなそうとしたりして、様々なアプローチでイベントなどへの集客をはかろうとしているはずです。
そもそも、この私自身の仕事を簡潔に申しますと、それらの戦略を広報担当者に指導し(検索エンジン対策も含み指導します)、実践してもらうというものです。世間的にはこういう仕事は珍しいものですので、特に学校広報経験が長いこともあり、学校関係者からはとても好評を得ております。
しかし、実際に私がアドバイスをするのは、インターネットでの情報時代に合わせた戦略だけではありません。そもそも、私自身、学生募集がデジタルだけで完結するとは思っていませんし、昔以上にアナログな感覚が必要になっていると思っています。
そのため、実際には資料の良い送り方なども含めてアドバイスをさせて頂いております。そんなの今さらと思うかもしれませんが、私は受け取る側の心理を変えて好感を持っていただく事を目的としていますので、結構細かい話もしています。
今こそ個別に話しかける事が大切
数年前と比べて、今の方が資料請求が多いという学校は少ないと思っています。どちらかと言えば、驚くほどに資料請求は減少し、またイベントも見るも悲惨な学校もあるでしょう。参加人数がスタッフより少ないという事も珍しくないと思います。
そんな中、ネガティブに考えても仕方ありません。
参加する人数が少ないという事は、言い換えれば、昔の学生募集バブル時代には出来なかった個別のきめ細かい対応が出来るという事です。これは中小の学校にとってはメリットだと考えてください。
大規模校ではここまでの細かいサポートは出来ません。しかし、小さいからこそ「顔の見える対応」が可能になるのです。もちろん、大きな大学でも在学生を上手に活用し、とてもきめ細かい対応をしているところもあります。
今、学生募集に困っている学校は、そういう大学なども相手にしないといけないと考えてください。実際問題、人気のある大学全部がきめ細かい対応をやり遂げたら、本当に脅威だと思います。
その前に、貴校だからこそ出来る、一人ひとりに対しての心のこもった対応を探してみてください。今までの貴校の常識、やっていた事はまっさらにして考えなくてはいけません。
